ミノキシジルが発毛を促す

ミノキシジルとは?

ミノキシジルとは、1980年代に米国『アップジョン社(現ファイザー社)』から発売されたAGA(男性型脱毛症)治療薬です。

ミノキシジルは、もとは1970年代から米国で使われていた血管拡張剤であり、高血圧の患者に対して経口薬として投与されていました。

しかし、ミノキシジルを投与された患者に、副作用として多毛症の症状が見られたことから、薄毛治療薬としての研究が開始されました。

その後、世界ではじめてFDA(アメリカ食品医薬品局)によってAGA治療薬として認可され、ミノキシジルを2%濃度で含んだ『ロゲイン』が開発・販売されています。

ミノキシジルが発毛を促す

ミノキシジルはもともと血圧降下剤として使用されていただけあって、体内の血管を拡張させる作用があります。

髪は体内をめぐる血液から栄養素や酸素を受け取っており、血液循環率が良くなればなるほど、髪に栄養が回って発毛が促されるようになります。

実際、ミノキシジルを含有した国産育毛剤『リアップ』の臨床試験では、93.6%の改善効果が見られたと報告されています。

ちなみに、ミノキシジル剤には内服薬タイプと外用薬タイプの2種類がありますが、皮膚から成分を浸透させる外用薬に対し、体内に直接ミノキシジルを送り込む内服薬の方が効能・即効性ともに高くなっています。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルを使用すると、血管拡張作用にともなう血流増加によって、ほてりやのぼせ、赤ら顔などの副作用症状が起こる場合があります。

また、ロゲインやリアップなどの外用薬には、保湿剤または防かび剤として『プロピレングリコール』が含まれており、アレルギー体質の方が使用すると、かぶれや湿疹、かゆみなどの接触性皮膚炎を起こすこともあります。

いずれも症状は軽く、使用を中止するとすぐにおさまりますが、もし症状が強い場合は使用量を調整するか、医療機関を受診するようにしましょう。

また、ミノキシジルはもとは高血圧薬として処方されていた薬なので、低血圧の方や高血圧として他の薬を常備している方は服用前にかかりつけの医師に相談しましょう。